Earn2Trade とは

Earn2Trade は2016年から続く米国の先物プロップファームで、2026年で10年目を迎えます。要点は「先物専門」であること。CMEグループの限月(CME・COMEX・NYMEX・CBOT)を扱い、Helix・Rithmic・Finamark などのプラットフォーム経由で発注します。FXのペアや株式を取引する方には合いません。あくまで先物トレーダー向けの設計です。

競合と違う点が2つあります。1つは教育に力を入れていること。無料の動画ライブラリや学習ガイドを主力プログラムに同梱しています。もう1つは、単発の試験料ではなく月額サブスクとして販売していること。後者は実際の費用感を大きく左右します。

本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。先物取引には実際に損失のリスクがあり、試験料は資金提供口座に到達しないまま失う可能性のあるお金です。以下の数値は当サイトのファーム比較データと Earn2Trade の各ページに基づきます。出発点として扱い、支払い前に最新の数値を公式サイトで確認してください。

2つの評価試験 — Gauntlet Mini と Trader Career Path

Earn2Trade には2つのトラックがあり、選択を誤ると費用を無駄にします。

Gauntlet Mini は速いルートです。すでに先物に慣れたトレーダーが手早く資金提供まで進むことを想定し、最低取引日数は10日。一方、主力の Trader Career Path(TCP)はより広く、ゆっくり進みます。評価試験に教育を組み合わせ、資金提供のはしごを登りながら、時間をかけて最大40万ドルのシミュレーション口座までスケールできます。

選び方を端的に言うと、すでに先物を理解していて純粋なテストだけ受けたいなら Gauntlet Mini が無駄のない選択。評価と並行して体系的に学びたい、数か月かけて口座を育てたいなら、TCP が同社の主力です。いずれも、ライブ資金の前に「LiveSim」段階を経る点は共通です(詳細は後述)。

ルールとパラメータ

主要なパラメータは以下のとおりです。これらは時点の数値で、ヘルプセンターのルール表は画像で埋め込まれていることもあるため、各数値は公式ページで確認してください。

Gauntlet Mini、GAU50($50,000 口座):

  • 利益目標:$3,000
  • ドローダウン:$2,000、終値ベース(EOD)トレーリング
  • 1日の損失上限:$1,100
  • 建玉:最大6枚
  • 最低:取引10日

Gauntlet Mini のサイズは GAU50・GAU100・GAU150・GAU200。当サイトのファーム比較データでは、Earn2Trade の口座サイズは $25,000 から $200,000 まで、TCP の昇格で最大40万ドルまでスケールします。

Trader Career Path のティア(公式サイトより):

  • TCP25($25,000):目標 $1,750/EOD DD $1,500/日次損失 $550/3枚
  • TCP50($50,000):目標 $3,000/EOD DD $2,000/日次損失 $1,100/6枚
  • TCP100($100,000):目標 $6,000/EOD DD $3,500/日次損失 $2,200/12枚

ドローダウンの仕組みと「30%一貫性ルール」

ここで初心者がつまずく2つのルールがあるので、丁寧に見ていきます。

1つ目はドローダウン。Gauntlet Mini は EOD トレーリング・ドローダウンを使います。「トレーリング」とは損失上限が利益に合わせて上に動くこと、「EOD(終値ベース)」とは取引中のティックごとではなく1日1回、終値残高で再計算されることを意味します。ザラ場のトレーリングより緩やかですが、利益が出るたびに上限が切り上がるため、勝った日が翌日の余裕を狭めることがあります。TCP では、下位ティア(TCP25)は評価中は EOD ドローダウンで、LiveSim またはライブ口座でトレーリングに切り替わります。資金提供段階で種類が変わるため、ティアごとの正確なドローダウン種別を公式のドローダウン解説で確認してください。

2つ目は30%一貫性ルール。評価期間中のみ、1取引日の利益(または損失)が純利益の30%を超えてはいけません。一度の幸運より、安定した結果を評価する狙いです。重要なのは、LiveSim やライブの資金提供口座ではこのルールが適用されない点。利益の大半を1〜2日の大勝負で稼ぐタイプなら、テスト中はこれを織り込んで計画してください。

費用と料金 — 単発ではなくサブスク

ここは二度読んでほしい部分です。Earn2Trade は単発の試験料ではなく、毎月の定額サブスクを課金します。TCP25 は月額150ドル前後から始まり、$100,000 ティアで月額350ドル程度まで上がります(ティア別の正確な価格は公式で確認)。標準の Gauntlet Mini GAU50 の料金は月額170ドル前後からと記載されていますが、米国向けページでは月額69ドル程度が示されたこともあり、評価試験自体に前払いの有効化手数料はありません。

広く宣伝されている「PROPSCOPE」コードは約60%割引とされ、TCP25 で月額60ドル前後、GAU50 で月額68ドル前後になるとされます。これは第三者のプロモなので、有効かどうか、現在の割引率を確認してから当てにしてください。

なぜ重要かというと、料金が毎月かかるため、合計費用はパスの長さに比例して増えるからです。数か月かかる TCP では、月額の表示価格よりはるかに高くつくことがあります。単発料金の評価専門の競合なら計算はもっと単純です。積み上がる費用の一覧はプロップファームの隠れコストを参照してください。なお Earn2Trade では、自分でフィードを用意しない限り、毎月の市場データ料も別途かかります。

利益分配・スケーリング・40万ドルへの道

分配は全口座サイズで一律80/20、トレーダーが80%を受け取ります。上位で分配率が段階的に上がる仕組みはなく、最上位で高い分配をちらつかせるファームよりシンプルです。合格後の資金提供は、同社のプロップ・パートナーである Helios Trading Partners 経由で行われ、ライブ資金の前に LiveSim 段階から始まります。

目玉はスケーリングのはしごです。TCP の昇格を通じて、最大40万ドルのシミュレーション/資金提供口座まで育てられます。ここで「シミュレーション」という語が効いている点に注意してください。報酬は同社の分配の取り決めから支払われるもので、実際の顧客資金のプールを運用しているわけではありません。違いはファンデッド資金とシミュレーション資金で解説しています。

出金とペイアウト

出金ポリシーには、報酬を当てにする前に知っておくべき具体的なしきい値がいくつかあります。

  • 純出金の最低額:$100
  • $500 超の出金は手数料無料、$500 未満は$10の手数料
  • タイミング:前週金曜の午後2時までに申請すると、翌週水曜に支払い
  • 初回 LiveSim ペイアウト:$139の有効化手数料を含む $239 のしきい値が必要
  • Gauntlet Mini の LiveSim 口座は最大出金 $4,000、同社の20%分配を引く前に $5,000 の利益が必要

いずれも先物プロップでは珍しくありませんが、初回ペイアウトに紛れ込む有効化手数料と、少額出金の手数料は、見落とされがちな細部です。最新のポリシーは公式の出金記事で確認してください。ファームごとのペイアウトの仕組みの違いはプロップファームのペイアウト透明性、本人確認と出金方法はプロップファームのKYCと出金方法を参照。

教育とプラットフォーム

教育は Earn2Trade の本当の差別化点です。TCP は「教育+評価」のサブスクとして販売されており、教材(無料の動画ライブラリと学習ガイド)はアドオンではなく同梱されます。先物をまだ学んでいる段階のトレーダーには、素の評価試験にはない価値があります。

プラットフォームは Helix・Rithmic・Finamark を経由します。いずれも標準的な先物のフロントエンドです。この点で Earn2Trade は MetaTrader ベースのFXファームとは別の路線にあります。プラットフォーム選びを重視するならMetaTrader と cTrader の比較が参考になりますが、先物のプラットフォームはまた別世界である点にご注意ください。

評判と Trustpilot

Earn2Trade の Trustpilot スコアは約4,693件のレビューで5点満点中4.7、評価は「Excellent」。この年数のファームとしては良好な実績です。手法上の注意が1つ。Trustpilot のライブページは自動取得に対して HTTP 403 を返したため、このスコアと件数は二次情報で照合した時点の数値です。Trustpilot の数値は時間とともに変動し、ここでの件数も4,700〜4,900件の範囲で揺れているため、正確な数字に頼る前にライブページで再確認してください。

この業界では長い運営実績が効きます。プロップファーム閉鎖の歴史で扱ったように、数年で消えるファームは多く、2016年から続く同社は2024年の淘汰を含む複数のサイクルを生き延びています。これは意味のあるシグナルですが、保証ではありません(破綻しかけたプロップの見抜き方も参照)。

結論 — Earn2Trade が向く人

Earn2Trade は2タイプのトレーダーに向きます。1人目は、体系的な教育を重視し、資金提供への道と教材がセットになったものに毎月支払うことを厭わない、先物の新しめのトレーダー。2人目は、長く続く先物専門のファームで、堅実なレビュー実績と明確なスケーリングのはしごを求める人です。

向きにくいのは、最も安く速いテストだけを求める経験者です。サブスク方式は時間をかけるほど費用が増え、段階的な上昇のない一律80/20の分配は、評価専門の競合が経験者に提供する取り分の一部を手放すことになります。Topstep や Apex はそうした層向けに、単発のすっきりした料金体系で設計されています。構造の比較は先物プロップファーム解説Topstep と Tradeify の比較を参照してください。

申し込む前に、公式サイトで3点を確認してください。現在のティア別価格、選ぶティアの正確なドローダウン種別、そして最新の出金ポリシーです。本記事は投資助言ではなく、先物取引は損失を生み得ます。資金提供を受ける前に支払う手数料も含めてです。

比較したい長寿の2社

Earn2Trade は先物専門です。戦略がFX・指数・株式にまたがるなら、当サイトのデータで「運営10年以上+信頼度: 高」を満たす2社を挙げます(評価基準)。

FTMO — 業界最大手の運営実績

運営11年(2015年〜)。2024年の淘汰局面を含め、業界最大級の累計支払い実績を継続公開しています。

FTMO 公式で見る

The5%ers — 10年運営の老舗

運営10年(2016年〜)。Instant Funding の先駆けで、評価試験を経ずに始めたい人向け。

The5%ers 公式で見る

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