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プロップファームの評価試験一般に通じるコツは 課題試験を一発で合格するための10のコツ にまとめています。本記事はその FTMO 特化版で、FTMO 固有のパラメータ(5%・10%・4日・ベストデイルール)に合わせた具体的な数字に落とし込みます。ルールの全体像は FTMO のルール解説 を先に読んでおくとスムーズです。

FTMO の評価パラメータをまず数字で押さえる

項目2-Step1-Step
目標利益10% → 5%10%
1日最大損失5%3%
最大損失10%(初期資金基準で固定)10%(日終わりにトレーリング)
取引最低日数各段階4日(利益は不要)なし
ベストデイルールなしあり(50%)
期間制限なしなし
試験料の返金合格して初回報酬を受け取るとき返金なし

期間の上限がない点が、戦略設計の最大の前提です。「急ぐ理由がない試験」だと理解することが、合格率を上げる第一歩になります。

もうひとつ押さえておきたいのが最大損失の計算方法の違いです。2-Step は初期資金を基準に固定されるので、利益が乗るほど失格ラインとの距離が広がります。1-Step は日終わりにトレーリングするため、利益が乗ると失格ラインも一緒に上がってきて、含み益を吐き出したときの余裕が残りません。

コツ1:1日最大損失5%から逆算してロットを決める

FTMO の失格原因として最も多いとされるのが1日最大損失です。対策は根性ではなく算数です。

$100,000 口座(2-Step)の場合:

  • 1日最大損失ライン:-$5,000
  • 1トレードのリスクを1%(-$1,000)に固定 → 同日5連敗まで耐えられる
  • 0.5%(-$500)に固定 → 同日10連敗まで耐えられる

1日に5連敗する日は、手法が機能していない日です。その日に取引を続けるべきではないので、実質的には「1%固定+3連敗したらその日は終了」というルールを自分に課せば、5%ラインに触れることはほぼなくなります。

注意点は、判定に含み損が含まれることです。決済損益だけを見て「まだ-3%だから大丈夫」と考えていると、保有ポジションの含み損を合算した瞬間に失格ラインを割ることがあります。ストップロスまで到達した場合の損失額で管理してください。

コツ2:最大損失10%は「使い切らない予算」と考える

最大損失10%は、試験期間全体の損失予算です。1%リスクなら10連敗分に相当しますが、この予算を使い切る前提で設計してはいけません。

実践的には、累計ドローダウンが-5%に達したら、リスクを0.5%に半減してください。予算の半分を使った時点で守りに入ることで、「残り予算わずかで一発逆転を狙う」という最悪のパターンを防げます。

2-Step ではこのラインが初期資金基準で固定されるため、+3%まで伸ばした時点で失格までの距離は13%分あります。1-Step では日終わりにラインが持ち上がるので、この余裕は生まれません。同じ「10%」でも意味が違うので、方式ごとに予算の考え方を切り替えてください。

コツ3:取引最低日数4日を最後に残さない

FTMO は各段階で異なる4営業日以上の取引が必要です。目標利益を先に達成した場合でも、4日に満たなければ合格になりません。条件は「取引したこと」だけで、その日に利益を出す必要はありません。

つまずきやすいのは、初日に大きく勝ったケースです。「もう利益はあるから触りたくない」という心理と、日数消化の義務が衝突します。対策は単純で、残り日数は最小ロット(0.01ロット)で1回だけ取引して終えることです。日数のカウントに取引サイズの下限はありません。

コツ4:1-Step ならベストデイルールを設計に組み込む

1-Step には、最良の1日の利益がプラス日の利益合計の50%以下でなければならないというベストデイルールがあります。

例:目標の+10%($10,000)を達成しても、そのうち$6,000を1日で稼いでいた場合、プラス日合計に占める割合が50%を超えるため要件を満たしません。この場合、他の日の利益を積み増して比率を下げる必要があります。

実務的な対策は次の2つです。

  • 1日の利益が口座の+2%に達したら、その日は取引を終える
  • 大勝ちした日が出てしまったら、その後は小さめの利益を複数日に分けて積む

一発の爆発力で勝つタイプのトレーダーは、そもそも1-Stepではなく2-Step(ベストデイルールなし)を選ぶ方が合理的です。方式の選び方は FTMO の口座タイプ を参照してください。

コツ5:Free Trial を本番のリハーサルに使う

FTMO には無料の Free Trial があります。1段階・目標5%・最低取引日数2日という短縮版で、合格しても資金口座は付与されませんが、本番と同じダッシュボード・判定ロジック・プラットフォームを体験できます。

有効な使い方は「本番のつもりで自分のルールを運用してみる」ことです。1%リスク固定・3連敗で終了・含み損込みの損失管理を Free Trial で実際に回し、違反せずに5%に到達できるかを確認してから本番を購入すれば、試験料を無駄にする確率が下がります。詳細は FTMO Free Trial の使い方 にまとめています。

FTMO 特有の失敗パターン

パターン1:含み損を含めた日次判定を見落とす

決済ベースでは余裕があるのに、保有中の含み損を合算して5%を割るケース。ポジション保有中も「今すぐ全決済したらいくらか」で管理します。

パターン2:Verification で気が緩む

2段階目は目標が+5%に下がりますが、損失ルールは同じです。「1段階目より簡単」という気の緩みからロットを上げて失格するのが典型例です。同じリスク設計のまま、目標だけ低くなったと考えてください。

パターン3:日数不足のまま放置

目標達成後に取引をやめてしまい、4日要件を満たさないまま「なぜ合格にならないのか」と問い合わせるケース。ダッシュボードの Trading Days 表示を毎日確認しましょう。

パターン4:指標発表時の急変動で日次損失を割る

評価試験中はニュース取引の制限はありませんが、重要指標の前後はスプレッド拡大と急変動で想定以上の損失が出やすい時間帯です。試験中はポジションを軽くするか、またがない運用が無難です。

結論

FTMO Challenge は、期間無制限というルールを活かして「小さいリスクで、時間をかけて、確実に」進めるのが最短ルートです。1トレード0.5〜1%・1日3連敗で終了・4日要件の早期消化。この3点を守るだけで、失格原因の大半は潰せます。仕様は変更されることがあるため、挑戦前に公式サイトで最新のルールを確認してください。

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