まず結論

MyFundedFutures(MFFU)は米国の先物系プロップファームで、FX チャレンジ出身者がつまずきやすい点が2つあります。ドローダウンが日中の高値ではなく日次集計(EOD)で測られること、そして「破っても失格にならない」利益分散ルール(一貫性ルール)を使うことです。以下、同社公式ヘルプセンターの一次情報で整理します。

  • コアプランは、別建ての日次損失上限の代わりに、開始残高の3%の Max 日次集計(EOD)トレーリング・ドローダウンを使う(Max EOD Trailing)。
  • そのドローダウンは、開始残高+100ドルに到達するとトレーリングを止めてロックする。例えば5万ドル口座なら5万2,100ドル。
  • 一貫性ルールは50%だが、超えても口座は失格にならない。取引日を追加するだけ(Consistency Rule)。
  • 評価期間の最低取引日数は2日(Evaluation Parameters)。

先物系プロップが FX 系と何が違うかは先物プロップファームの基礎で解説しています。同社のプロフィールと当サイトの評価はMyFundedFutures、評価基準はmethodologyをご覧ください。

MyFundedFutures の仕組み:評価から資金提供まで

構造はおなじみの2段階プロップモデルです。シミュレーション口座でワンステップの評価に合格し、資金提供(シミュレーション)口座へ移って利益の一部を受け取ります。フローはHow It Worksに、詳細パラメータはヘルプセンターに記載されています。

利用者が購入しているのは、シミュレーション資金に対する「評価」と「利益分配契約」です。これは業界で一般的な法的建て付けです。保護やリスクの観点は資金提供口座とシミュレーション資金で扱っています。どんな出金も保証収入とみなす前に、ここは押さえておくべき点です。

日次集計(EOD)トレーリング・ドローダウン

ここが最重要のルールです。コアの評価プランでは、開始残高の3%に設定された Max EOD トレーリング・ドローダウンが適用されます(Max EOD Trailing)。5万ドル口座ならこの3%は1,500ドルです。

肝心なのは「End-of-Day(日次集計)」という点です。ドローダウン基準が再設定(上方追従)されるのは市場クローズ後、当日終値ベースであり、日中につけた最高エクイティではありません。したがって、場中に利益が瞬間的に伸びてクローズ前に戻した場合、基準はその高値に合わせて上がりません。これは、新高値のたびにストップ水準が背後で引き上がる純粋な日中トレーリング型より、明確に有利です。この2モデルの差はトレーリング型と固定型ドローダウンのテーマそのものです。

ただし誤解されやすい点があります。含み損はリアルタイムで基準に対して計算されます(Max EOD Trailing)。日次集計のタイミングは「基準が上方へ追従する仕方」に関するもので、日中に免罪符を与えるものではありません。建玉によってエクイティが基準ラインを下回れば、クローズを待たずにその場で口座が失格になり得ます。基準は一瞬たりとも割ってはいけないライブの床と考えてください。

ドローダウンがロックする仕組み(いつ追従が止まるか)

EOD ドローダウンは永遠に追従するわけではありません。当日終値が開始残高+100ドルに達すると、追従を止めてその水準でロックします(Max EOD Trailing)。それ以降、最低残高の床は固定されます。

口座サイズドローダウン(3%)追従ロック水準
5万ドル1,500ドル5万2,100ドル
10万ドル3,000ドル10万3,100ドル
15万ドル4,500ドル15万4,600ドル

出典:公式 Max EOD Trailing 記事。実務的な要点はこうです。口座の序盤は床が利益とともに上がりますが、おおむね利益が2,100 / 3,100 / 4,600ドル(目標+100ドルのロック余白)に達すると床は固定され、以降は一定のクッションで戦えます。

利益目標と口座サイズ

MFFU の口座サイズは一般に5万ドル・10万ドル・15万ドルで提示され、Rapid プランでは2.5万ドルも掲載されています。利益目標はサイズに応じて増え、5万ドル口座で約3,000ドル、15万ドル口座で約9,000ドルです。

口座サイズ利益目標(概算)最低取引日数
5万ドル3,000ドル2日
10万ドル6,000ドル2日
15万ドル9,000ドル2日

最低取引日数2日は公式のEvaluation Parametersに基づきます。正確な目標額や現行 SKU はプランや時期で変わるため、上記は業界レビューで裏取りした目安です。購入前にRapidProの公式プランページで必ず確認してください。

最低取引日数と評価期間

評価には最低2取引日が必要です(Evaluation Parameters)。コア評価には最大日数の期限がなく、これは MFFU の柔軟な特徴のひとつです。30日のカウントダウンに急かされず、目標到達まで必要な時間をかけられます。実際にタイムラインを形作る制約は、次に述べる一貫性ルールです。

50%の一貫性ルールと出金への影響

MFFU は50%の一貫性ルールを適用します。単日の利益が評価期間の総利益の50%を超えてはいけません(Consistency Rule)。5万ドル口座・目標3,000ドルなら、単日でカウントされる利益は1,500ドルが上限になります。

決定的な点は、そして他社の即失格型と異なる点は、50%を超えても口座は失格にならないということです。大きな1日で分散が偏っても失格にはならず、利益の分散が50%要件を満たすまで取引日を追加するだけです(Consistency Rule)。このルールは口座を終わらせるのではなく、タイムラインと初回出金を形作るものです。

一点だけ例外があります。Pro プランのワンデイ・パス(1日合格)オプションには一貫性ルールがありません(Consistency Rule)。そもそもプロップが分散ルールを課す理由は一貫性ルールの考え方で解説しています。

Rapid / Core / Pro:重要なルールの違い

各プランは評価の発想を共有しつつ、最も重要なルールで差があります。

項目CoreRapidPro
ドローダウン方式EOD トレーリング(3%)日中トレーリング(4%)EOD トレーリング(3%)
一貫性ルール50%50%50%(ワンデイ・パスはなし)
口座サイズ5万ドル2.5万 / 5万 / 10万 / 15万ドル5万 / 10万 / 15万ドル
利益分配(資金提供後)80/2090/1080/20

最大の違いはドローダウン方式です。Rapid プランは、含み益を含むリアルタイムのエクイティで計算される4%の日中トレーリング・ドローダウンを使い、Core / Pro の EOD 方式とは別物です。これにより Rapid は、新高値のたびに床が引き上がる古典的な日中トレーリング口座に近い挙動になります。4%という Rapid の数値や SKU 一覧は業界レビューで裏取りしていますが、プラン条件は変わるため、現行の正確な数値はRapidProの公式ページで確認してください。

ワンステップ/ツーステップ/インスタントという全体像の中での位置づけはワンステップ・ツーステップ・インスタントの違いを参照してください。

利益分配・出金サイクル・最低出金額

公式のHow It Worksは資金提供口座で80%の利益分配と記載しており、これは Core / Pro(80/20)に当たります。Rapid プランは90/10とされ、2026年1月に従来の80/10から変更されたと報じられています。現行の Rapid 分配率はプランページで確認してください。

出金の最低額は250ドルとされています。Rapid は必要な利益バッファ構築後に日次(24時間)サイクルでの出金が可能とされ、他のプランは「5勝日」または14日サイクルとされています。出金サイクルや上限は業界全体で頻繁に変わるため、依拠する前に公式の出典で現行条件を確認してください。このカテゴリーを精査すべき理由はプロップファームの出金透明性で扱っています。

米国在住トレーダーの課税

本節は米国連邦税の話で、税務助言ではありません。ご自身の状況は CPA で確認してください。

米国在住トレーダーの場合、プロップの報酬は原則として通常所得として扱われます。年間600ドル以上で Form 1099-NEC が発行されるのが一般的で、自営業の純利益が400ドル以上だと15.3%の自営業税の対象になります。内訳は社会保障税12.4%+メディケア税2.9%です(IRS Self-Employment Tax)。この自営業税の層は通常所得税の上に乗るもので、新人の資金提供トレーダーが最も見落としやすい部分です。

先物の報酬は Section 1256 の60/40課税(Form 6781 で申告)の対象になり得て、より有利になる場合があると主張する専門家もいます。ただしこの扱いは事実関係次第で、契約の実態に依存します。確定した取り扱いではなく争いのある論点です(Barchart — Tax Implications for Funded Traders)。自分に当てはまると決めつけないでください。米国課税の詳細はプロップファームと税金(米国)を参照してください。

MyFundedFutures 口座を失格にしがちな典型ミス

  • EOD のタイミングを日中のセーフティネットと誤解する。基準が上方追従するのは日次集計だが、含み損はリアルタイムで計算される。建玉は場中でも失格を引き起こし得る。
  • ドローダウンが序盤は上方追従することを忘れる。+100ドルでロックする前は、利益を積むほど床が上がる。通常の押し目が、その朝には存在しなかった水準を割ることがある。
  • 一貫性ルールを即失格と読み違える。失格ではないが、突出した1日があると、分散を整えるまで出金が遅れる。
  • プランのルールを取り違える。Rapid は4%の日中トレーリング、Core / Pro は3%の EOD トレーリング。一方に最適化した戦略が、もう一方では失格になり得る。

まとめ

MyFundedFutures は、パラメータの開示という点では先物系の中でも透明性が高い方で、2点を理解すればルールは扱いやすいものです。ドローダウンは日次集計トレーリング(日中型より有利だが含み損はリアルタイムで効く)であること、そして一貫性ルールは口座を失格にするのではなくタイムラインを形作ること。分配率・SKU・出金サイクルは動くため、購入前に必ず現行のプランページを確認してください。本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。

MFFU を米国最大級の先物系競合と直接比べたい場合は、Apex Trader FundingTopstepのプロフィールをご覧ください。同社の公開ルールが変わり次第このページは更新します。引用される場合は、出典として PROP NAVI へのリンクをお願いします。

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MyFundedFutures は先物専業で、当サイトはアフィリエイト枠を持たないため、上のリンクは内部プロフィールに向かいます。FX/CFD やハイブリッドの代替を検討するトレーダー向けに、当サイトの運営実績の最上位基準を満たす2社を挙げます(methodology)。

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