まず結論:最安帯の比較表

プロップファーム(評価試験に合格すると資金提供を受けてトレードできる業者)は、いまや数千円から始められます。執筆時点(2026年6月)の最安帯を先にまとめます。

業者最安価格形式注意点
The5%ers$19〜($2,500口座・High Stakes Step 1)一括2016年設立の老舗。口座サイズは小さい。信頼度は「低」で出金時に3.5%控除(後述)
FundingPips$29前後〜($5,000口座・2-Step Pro)一括2022年設立の新興。価格改定が頻繁
City Traders Imperium$29〜($2,500口座・1-Step)一括2018年設立。規模は中堅でレビュー件数は少なめ
ThinkCapital$35.10〜(セール時。通常$39〜)一括2024年ローンチ。90%分配はアドオン購入
Topstep$49〜/月月額サブスク先物専業。合格まで月額が累積
FundedNext$59〜($6,000口座)一括2022年設立。ルール改定が頻繁
FTMO€89〜($10,000口座。料金はユーロ建て)一括最安帯ではないが 2-Step 合格時に試験料返金(条件あり)
Apex Trader Funding$137〜/月月額サブスク(一括併設)先物専業。米国時間中心

The5%ers の$19と City Traders Imperium の$29は2026年7月30日に各社公式サイトで確認した価格です。FundingPips は公式サイトの表示を直接確認できなかったため$29前後としています。価格はセールや改定で頻繁に変動しますので、最終的な金額は必ず各社公式のチェックアウト画面でご確認ください。全業者の評価料と運営実績は比較表で一覧できます。

なお表面価格ではなく「合格したら試験料がいくら戻るか」まで含めた負担で比べたい場合は、評価試験の実質コスト比較で返金・還元を差し引いた後の実負担を整理しています。

「安い」には4つの種類がある

安さの仕組みは4類型に分かれ、どれに当たるかで総コストの読み方が変わります。

1. 低額一括型

$19〜$59 程度を一度だけ支払うタイプです。The5%ers・FundingPips・City Traders Imperium・ThinkCapital・FundedNext が代表で、口座サイズを$2,500〜$6,000程度に絞ることで価格を下げています。老舗業者でも最小口座サイズのティアはこの帯に入るため、「安い=新興業者だけ」ではありません。

2. 月額サブスク型

Topstep($49/月〜)や Apex($137/月〜)のように、月額課金で評価試験を受け続けるタイプです。初月は安く見えますが、合格まで支払いが続きます。

3. セール・クーポン型

通常価格は高めでも、セールや紹介コードで実質負担が下がるケースです。ThinkCapital の $35.10 はセール時価格(通常$39〜)です。

ここで区別したいのが、割引が常時走っている業者です。「通常$99・常設60%OFFで$39」のような表示は、実質的に$39が定価であり、割引そのものが集客手段になっています。期間限定のセールと常設割引は分けて考え、常設割引で安く見せる業者は通常価格を基準に判断してください。現在確認できるコード類はクーポン・特典まとめに整理しています。

4. 段階分割型(後払い・PAYG)

「プロップファーム 後払い」で調べる方向けに、この類型を独立させて説明します。

まず前提として、ローンやクレジット契約としての後払い(BNPL のように受講してから請求が来る形)を用意している業者は、当サイトが確認した範囲ではありません。実際に存在するのは、費用を評価の段階ごとに分けて払う方式です。

代表例が Funded7 の PAYG(Pay as You Grow)です。2026年8月5日に公式サイトで確認した表示は次のとおりでした。

段階金額解放条件
第1段階$149.70購入時
第2段階$329第1段階の合格後
第3段階$119第2段階の合格後
合計(資金提供まで到達した場合)$597.70

金額は口座サイズによって変わるため、実際の価格は公式サイトのチェックアウト画面で確認してください。プランの条件はFunded7 のルール・プラン徹底解説にまとめています。

この方式の読み方を3点整理します。

前払い額は確実に下がります。一括型なら最初に全額を払うところを、まず$149.70 だけで始められます。第1段階で落ちれば、そこで支払いは止まります。

一方で、支払済みの分は戻りません。Funded7 の利用規約では、購入から7日以内かつ取引を一度も行っていない場合に限り返金申請ができ、取引を開始した時点で全額返金不可と明記されています。第1段階で落ちた場合、$149.70 は戻ってこないということです。

そして最後まで進めた場合の合計は、必ずしも安くなりません。$597.70 は本記事の最安帯($19〜$59)の10倍以上で、一括型の同規模プランと比べても割高になり得ます。段階分割は「総額が安くなる仕組み」ではなく「前払いを薄くする仕組み」です。

なお先物系の月額サブスク(Topstep $49/月〜、Apex $137/月〜)も、前払いを薄くする点では同じ発想です。違いは、段階分割が合格するたびに次を払うのに対し、サブスクは合格するまで毎月払い続ける点にあります。合格までに時間がかかる人ほど、サブスク型のほうが積み上がります。

業者別:最安で始める選択肢

The5%ers — $19から。最安だが、信頼度は「低」

2016年設立、イスラエル拠点の業者です。High Stakes の$2,500口座は Step 1 が$19で、2026年7月30日時点で公式サイトで確認できる最安水準でした。入口価格という本記事の基準では、現在も1位です。

条件を満たすと試験料の70%が現金で戻る仕組みもあるため、小口で試す場合の実質負担はさらに下がります(残る10%+20%は現金化できない Hub Credits です)。

ただし追加のコストと、価格以外の懸念があります。

まずコストです。cTrader を選ぶとプラン価格に$10が加算されるため、$19のプランは$29になります。さらに出金時には金額から一律3.5%が差し引かれます。Rise・暗号資産・銀行送金のいずれも同率で、0%になるのは現金化できない Hub Credits だけです。$19という表面価格の安さは本物ですが、受け取り段階のコストは他社より高くなります(FTMO の出金控除は0%です)。

次に信頼度です。当サイトは2026年8月1日の再評価で、The5%ers の信頼度を「高」から「低」に、★を4.6から3.3に引き下げました。同社が2026年3月に公式Xで支払いの遅延を自ら認めたこと、出金却下・口座停止に関する日付の特定できるフォーラム報告が2025年11月以降に複数あること(第三者の投稿であり、当サイトが是非を判定したものではありません)、ヘルプセンター(help.the5ers.com)が全面404になったことが理由です。

したがって、この記事の基準である「入口の安さ」では The5%ers が1位のままですが、「安く始めて確実に受け取る」という観点では話が変わります。$19 で試すこと自体は合理的です。利益が出たら口座に置かず、早めに出金して実際の着金を確認してください。詳細は The5%ers のレビューへ。

FundingPips — $29前後から、支払いサイクルが速い

2022年設立、UAE(ドバイ)拠点の業者です。$5,000口座は 2-Step Pro が$29前後からで、最安帯の常連です。支払いサイクルも5日と業界最速クラスです。

ただし運営年数が浅く、価格とプランの改定が頻繁で、サポート品質に波があるとされます。本サイトの信頼度評価は「中」です。購入前に公式サイトで最終価格を必ず確認してください。詳細は FundingPips のレビューへ。

City Traders Imperium — $29から、2018年設立

英国ロンドン拠点、2018年設立の業者です。1-Step の$2,500口座が$29、2-Step が$39からで、いずれも2026年7月30日に公式サイトで確認しました。$30未満の帯では The5%ers と並ぶ運営5年以上の選択肢です。

ただし規模は中堅で、独立レビューの件数は上位業者より少なめです。詳細は City Traders Imperium のレビューへ。

ThinkCapital — セール時$35.10、TradingView 直接連携

2024年ローンチですが、規制ブローカー ThinkMarkets グループのバッキングがあります。セール時$35.10〜(通常$39〜)で、期間制限と一貫性ルールはありません。TradingView から直接注文できる数少ない業者です。

注意点は、利益分配90%には Profit Split Booster(試験料の約25%)の追加購入が必要なことです。「最安」はアドオン込みで計算しましょう。詳細は ThinkCapital のレビューへ。

FundedNext — $59から、評価モデルの選択肢が豊富

2022年設立、UAE 拠点の業者です。$6,000口座が$59〜で、Evaluation / Express / Stellar など複数モデルから選べます。FundingPips との直接比較は FundedNext vs FundingPips へ。

FTMO — 最安ではないが「合格すれば返金」

FTMO の最安は $10,000 口座の €89〜です。口座サイズは USD 表記ですが、料金はユーロ建てで表示され、USD 建ての公表価格はありません(2-Step €89〜€1,080、1-Step €79〜€999)。最安帯ではありませんが、2-Step に合格して初回利益分配を受け取ると試験料が返金される制度があり、「合格できるトレーダー」には実質コストが下がる構造です。ただし 1-Step は合格しても返金対象外で、不合格ならどちらも戻りません。運営11年の支払い実績も含め、「安く始めて長く使う」候補です。詳細は FTMO のレビューへ。

Topstep / Apex — 月額サブスクの先物専業

Topstep($49/月〜)と Apex Trader Funding($137/月〜)は米国の先物専業です。月額制で初期費用が小さく、不合格でも翌月再挑戦しやすいのが利点です。ただし取引対象は CME の先物(FX/CFD ではない)で、主戦場は日本時間の夜〜早朝です。一括型との違いは FTMO vs Topstep で比較しています。

安さの罠 — 4つの落とし穴

罠1:サブスクは累積する

月額$149のプランで3ヶ月合格できなければ$447、半年で$894です。一括$215程度の試験と比べると、長期戦では逆転します。サブスク型を選ぶなら「何ヶ月で合格するつもりか」を先に決める規律が必要です。

罠2:低額口座は利益も小さい

$19〜$29で買えるのは$2,500〜$5,000サイズの口座です。$5,000口座で仮に月+5%の好成績でも利益は$250、分配率80%なら手取りは約$200です。$2,500口座ならその半分です。最安口座は「稼ぐ場」ではなく「仕組みと実力を検証する場」と割り切るのが正しい使い方です。

罠3:失格すれば再挑戦費用がかかる

失格した場合、支払った料金は原則戻りません。再挑戦には新しいチャレンジの購入やリセット費用が必要です。$19の試験に3回失格すれば$57で、最初から上位プランを買えた計算になります。

罠4:安い=信頼できる、ではない

最安帯は2022年以降設立の新興業者が中心で、長期の支払い実績は検証途上です。$30未満の帯で運営5年以上と言えるのは The5%ers(2016年〜)と City Traders Imperium(2018年〜)に限られます。価格の安さは「数を売る」ビジネスモデルの裏返しでもあります。

さらに言えば、運営年数が長いことも信頼の保証にはなりません。その The5%ers 自身が2026年3月に支払いの遅延を認め、当サイトは信頼度を「高」から「低」に引き下げています。「安い=危険」でも「老舗=安全」でもない、というのがこの帯の実情です。

安さで選ぶなら、運営年数(5年以上を目安)・独立レビューの件数・支払い実績の公開状況に加えて、直近1年に出金トラブルの報告が出ていないかを確認してください。業者選びの基準はプロップファームの選び方、避けるべき兆候は危険な業者のレッドフラグ詐欺・リスクの見分け方を参照してください。

低コスト戦略の正解

安く始めること自体は合理的です。問題は「安い口座で稼ごうとする」ことです。

  1. 最安帯($19〜$59)の小口口座で、評価試験の流れ・ルール・出金フローを一度経験する
  2. 自分のトレードが評価試験のルール(最大損失・1日損失制限)に耐えるか検証する
  3. 検証が済んだら、長期実績のある業者の標準サイズ口座へ移行してスケールする

予算の目安としては、$50までなら1社の小口口座、$100までなら2社を並行、$200までなら3社を試すのが現実的です。複数社を並行する場合の考え方はマルチプロップ戦略にまとめています。

合格や利益を保証するものは何もありません。検証段階で「向いていない」と分かれば、それも数千円で得られた大事な結論です。

クーポン・特典でさらに下げる

同じ業者でも、入口によって実質コストが変わることがあります。

割引の適用有無はその時々のキャンペーン次第のため、支払い前に必ずチェックアウト画面の最終価格を確認してください。

よくある質問

Q. プロップファームは最低いくらから始められますか?

A. 2026年7月30日時点では The5%ers High Stakes の$2,500口座(Step 1)が$19で最安水準でした。City Traders Imperium が$29、FundingPips が$29前後です。最新の金額は公式サイトでご確認ください。

Q. 安いプロップファームは危険ですか?

A. 安さ自体は危険ではありませんが、$30未満の帯で運営5年以上は The5%ers と City Traders Imperium に限られ、他は新興業者が中心で長期実績の検証はこれからです。小口で出金まで試してから判断しましょう。

Q. 一括払いと月額サブスクはどちらが安く済みますか?

A. 合格までの期間次第です。短期で合格できるならサブスク、長期戦になりやすいなら一括の方が総コストを読みやすくなります。

Q. 評価試験に失格したら料金は戻りますか?

A. 原則戻りません。例外として FTMO は合格時に試験料が返金される制度があります(条件あり)。

Q. プロップファームの費用は後払いや分割払いにできますか?

A. クレジット契約としての後払いを用意している業者は、当サイトが確認した範囲ではありません。近いのは Funded7 の PAYG で、費用を段階ごとに分けて支払う方式です。2026年8月5日確認の表示で第1段階 $149.70、第2段階 $329、第3段階 $119、合計 $597.70 でした(金額は口座サイズにより変動)。前払いは抑えられますが、落ちた段階までの支払いは戻らず、最後まで進めた場合の合計は一括型より高くなり得ます。詳しくは上の「段階分割型(後払い・PAYG)」を参照してください。

プロップファームの利用は投機的な活動であり、利益を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身でお願いします。

おすすめのプロップファーム

業界の主力2社を、用途別に紹介します。

The5%ers — $19から老舗を試したい派に

運営10年(2016年〜)の老舗です。1段階の Hyper Growth、2段階の High Stakes、3段階の Bootcamp が並行して提供され、試験料は $19 から選べます。利益分配は最大100%まで段階的に上がりますが、出金額から一律 3.5%が差し引かれる点は先に確認してください。当サイトの信頼度は2026年8月1日の再評価で「高」から「低」(★4.6→3.3)に変わりました。同社が2026年3月に支払いの遅延を自ら認めたためです。利用する場合は少額にとどめ、早めに着金を確認してください。

The5%ers 公式で見る(クーポンコード「HZZS4」で割引適用)

FTMO — 業界最大手の安心感

運営11年(2015年〜)の業界スタンダードです。Challenge 通過後に資金口座が付与されるオーソドックスなモデルです。 業界最大級の累計支払い実績を公開しています。

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