先物を取引していてプロップファームを調べたことがあれば、TradeDay の名前を見たことがあるはずです。この記事では、実際に何を提供しているのかと、どこに注意すべきかを、やさしい言葉で説明します。
ひとことで言うと、TradeDay は米国の先物専門ファームで、わかりやすい1フェーズの評価、1日の損失上限なし、公開された出金ポリシーが特徴です。ルールは妥当ですが、向き不向きは細部、とくにドローダウンの仕組みで決まります。すべてのプロップファームと同様、この記事は投資助言ではなく、同社は証券会社のように規制されてはいません。
以下の数値はすべて目安として扱ってください。キャンペーン・価格・ルールは頻繁に変わるため、料金を支払う前に公式サイトで最新ルールを確認してください。
TradeDay とは — 米国の先物専門ファームの全体像
TradeDay は先物だけに特化したプロップトレーディング会社です。料金を払って評価を受け、合格してルールを守り続ければ、資金口座で取引して利益の一部を受け取れます。
設立は2020年(第三者情報では2020年11月)で、運営は TradeDay LLC、拠点は米イリノイ州シカゴです。設立月は掲載先によって差があるので、正確な月は公式情報で確認するとよいでしょう。
共同創業者は CEO の James Thorpe 氏で、先物業界15年以上、Mercury Derivatives と Futures First の代表を務めた経歴を持ちます。もう一人はテクニカルアナリストの Steve Miley 氏で、Merrill Lynch や Credit Suisse での経験があります。匿名の運営者が多い業界で、実名で経験豊富な創業者がいる点は、小さいながら確かな好材料です。
TradeDay 2.0 の評価 — 目標・トラック・一貫性ルール
評価は1フェーズのみで、期限はありません。口座サイズは3種類で、それぞれ利益目標が1つ決まっています。
- 5万ドル口座:3,000ドルの目標
- 10万ドル口座:6,000ドルの目標
- 15万ドル口座:9,000ドルの目標
トラックは2つから選びます。通過の速さと一貫性ルールの厳しさが違います。
- Quick Pay:最低5取引日、一貫性ルール30%
- Fast Pass:最低3取引日、一貫性ルール45%(公式サイトでは3日という下限以外に最低取引日数の要件は示されていません)
「一貫性ルール」とは、1日の利益が合計利益のうち大きすぎる割合を占めてはいけない、という意味です。Quick Pay の30%ルールでは、目標が3,000ドルなら、1日で稼いでよいのは約900ドルまでが目安です。一発勝負ではなく、安定した取引を評価する仕組みです。Fast Pass は45%とゆるめですが料金が高めなので、「速さ」と「価格」の選択になります。
ドローダウン方式の解説 — Intraday Trailing・End-of-Day Trailing・Static
ここが一番理解すべき部分です。1日の損失上限がないため、ドローダウンのルールが主な歯止めになるからです。TradeDay は3方式から選べ、これは珍しく柔軟です。
- Intraday Trailing:最大損失ラインが、その日の最高残高(含み益を含む)にリアルタイムで追随します。だから、含み益が出たあとに利益を戻すと、余裕が縮むことがあります。初期残高に達すると追随は止まります。
- End-of-Day Trailing:ラインは、米中部時間16時の引け時点の確定残高に追随します。日中の高値ではないので、含み益の急騰でラインが締まらない分、Intraday より緩やかです。
- Static:動かない固定ライン。余裕という意味では最も厳しい方式ですが、ラインが動かないので最も考えやすいのが利点です。
トレーリングのドローダウン額は、おおよそ5万ドルで2,000ドル、10万ドルで3,000ドル、15万ドルで4,500ドルです。Static 口座は、その固定で予測しやすいラインと引き換えに、ポジション上限が厳しめになります。
はじめての方は、選ぶ前にトレーリング型と固定型ドローダウンの違いを読んでおくとよいでしょう。1日の損失上限がないとリスク管理がどう変わるかはデイリーロスと最大ドローダウンで解説しています。
利益配分 — 実際にいくら残るか
TradeDay の現行の出金ポリシーは、配分を生涯の出金合計ではなく口座ごとに計算します。
- 口座利益が4,000ドル未満:50/50
- 口座利益が4,000ドル超:80/20
- Funded Live 口座:90/10
平たく言えば、口座が4,000ドルを稼ぐまでは半分、それを超えると80%、最も良い率はライブ資金口座向け、ということです。
古い解説には注意してください。一部の集計サイトは、いまだに生涯ベースの段階(最初の5万ドルは80%、5万〜10万ドルは90%、10万ドル超は95%)を記載しています。これらは現行の口座ごとの方式に置き換わったと見られるので、第三者のまとめではなく公式情報で配分を確認してください。
出金 — 最低額・タイミング・手数料
公開されている出金条件はシンプルです。
- 最低出金額は250ドル(2024年6月20日以降に開設した口座)
- 米中部時間17時30分までの申請は、営業日24時間以内に処理
- Quick Pay では初日からの出金が可能
出金方法と手数料:
- 米国内銀行送金:無料
- 海外銀行送金:15ドル
- レイヤー1暗号資産:2.50ドル+ネットワークのガス代
- レイヤー2暗号資産:無料
処理が速く最低額も低いのは、本物の長所です。出金スピードは出金の透明性ガイドでも追っている項目で、TradeDay の当日処理は競争力があります。
価格・口座サイズ・ポジション上限
口座サイズは3種類(5万・10万・15万ドル)で、3つのドローダウン方式と組み合わせて、計9通りの1ステップ評価オプションになります。
価格は50%オフのキャンペーン適用で月およそ62.50〜240ドル、通常価格は月およそ125〜480ドルで、アクティベーション料はありません。これは一度きりではなく毎月の継続料金なので、ランニングコストとして計算に入れてください。キャンペーンは動くので、現在の価格は公式サイトで確認してください。
ポジション上限は口座サイズに応じて変わり、5万ドルで約ミニ5/マイクロ50、10万ドルでミニ10/マイクロ50、15万ドルでミニ15/マイクロ50です。Static 口座は固定ドローダウンと引き換えに上限が厳しめです。枚数の考え方がはじめてなら先物プロップファームの基礎を参照してください。
公式サイトで確認すべき検証済みの事実
以下の数値は TradeDay の公式ページと、当サイトが管理する firm-metrics データに基づきます。各社は条件を頻繁に更新するため、いずれも出発点として扱い、公式サイトで最新ルールを確認してください。
- 評価タイプ:1フェーズ、1ステップ、期限なし。公式サイトで確認。
- 口座サイズ:5万/10万/15万ドル。公式サイトで確認。
- 利益目標:約6%(3,000/6,000/9,000ドル)。公式サイトで確認。
- 最大ドローダウン:約4%(5万ドルで約2,000ドル)。公式サイトで確認。
- ドローダウン方式:混在 — Intraday Trailing・End-of-Day Trailing・Static。公式サイトで確認。
- 1日の損失上限:なし。公式サイトで確認。
- 最低取引日数:Quick Pay は5日(Fast Pass は3日)。公式サイトで確認。
- 最大利益配分:Funded Live で最大90%。公式サイトで確認。
- 最安の参加料:月約62ドル(キャンペーン)。公式サイトで確認。
- 出金スピード:オンデマンドで約1営業日。公式サイトで確認。
- 取扱資産:先物のみ。公式サイトで確認。
- ステータス:稼働中。公式サイトで確認。
- Trustpilot:約1,347件のレビューで5点中約4.6(時点のスナップショットで変動します)。公式サイトで確認。
対応する取引プラットフォーム
TradeDay は Tradovate、NinjaTrader、TradingView、Jigsaw Trading(Daytradr)に対応しています。主要な先物プラットフォームをひと通りカバーしており、多くのトレーダーは使い慣れたチャートと発注環境をそのまま使えます。プラットフォーム選びをもっと広く比べたい場合、MetaTrader と cTrader の比較は FX 系ファーム向けの記事で、TradeDay は別系統の先物エコシステムに位置します。
評判と信頼
TradeDay の Trustpilot TrustScore は5点中約4.6(評価は「Excellent」)で、レビュー数は時期により約1,300〜1,360件、5つ星が約85%です。レビュー数とスコアは時間とともに動くので、固定の数字ではなくライブのページを読んでください。
公式サイトは、検証済みの出金1,000万ドル超、数千人の資金提供トレーダー、約1万5,000人のコミュニティも掲げています。評価の通過率は36%(2026年1〜6月)と公表していますが、第三者の一部は約28%としています。各社が公表する統計は独立監査された事実ではなく参考値として扱うのが安全です。公式情報で確認し、適度に懐疑的に読みましょう。
はっきり言っておくべき構造的な点が1つあります。プロップファームは未規制であり、実務上の最大のリスクは摘発ではなく、業者が困窮して支払えなくなることです。これはプロップファームの規制と合法性と、より広い閉鎖の歴史で扱っています。TradeDay には複数年の実績と実名の創業者があり、その点は助けになりますが、どんな実績もこのリスクを完全には消せません。
先物トレーダーから見た長所と短所
うまく機能する点:
- 1日の損失上限がなく、1度の不調なセッションで止められるのを嫌うトレーダーに向く
- 3つのドローダウン方式があり、余裕重視ならトレーリング、予測しやすさ重視なら固定、とリスクスタイルに合わせられる
- 出金が速く最低額も低い。米国内送金は無料
- 主要プラットフォームに対応し、創業者は実名で経験豊富
慎重に天秤にかける点:
- 毎月の継続料金は積み重なる。とくに評価が長引くと負担が増える
- Intraday トレーリングは含み益の急騰で締まることがあり、初心者がつまずきやすい
- 利益4,000ドル未満は50/50なので、初期の出金は控えめ
- 各社公表の通過率や出金総額は未監査
アジア時間の注記:先物はほぼ24時間取引されるため、日本・韓国・中国のトレーダーも日中に参加できます。ただし出金処理は米国の営業日と中部時間の締め時刻に従います。利益への課税は各自の責任です。税金については日本と米国のガイドを参照してください。本記事は税務助言ではありません。ご自身の状況については有資格の専門家に相談してください。
結論 — TradeDay はだれに向くか
TradeDay は、1フェーズの評価、1日の損失上限なし、柔軟なドローダウン選択、速い出金を求める先物トレーダーで、毎月の継続料金と業界の未規制という性質を受け入れられる人には妥当な選択肢です。
一度きりの料金がよい人、先物ではなく FX や株式を取引する人、規制された証券会社の保護が必要な人には向きません。まだ比較中なら、先物プロップファームの基礎ガイドとデータ比較表で、Take Profit Trader や MyFundedFutures などの代替と並べて見られます。
何を選ぶにせよ、ご自身の確認に基づいて判断してください。プロップファームの選び方と評価基準もどうぞ。本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。
ファームのプロフィールと比較
知っておきたい長期運営の2社
長い運営実績を重視するなら、当サイトのデータで「運営10年以上+信頼度: 高」を満たす2社があります。いずれも先物ではなく FX を扱うため、その市場でもよければ代替候補になります。
FTMO
運営11年(2015年〜)。2024年の淘汰局面を含め、業界最大級の累計支払いを公開し続けています。
The5%ers
運営10年(2016年〜)。Instant Funding の先駆けで、評価を経ずに始めたい人向けです。
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