Apex のルール構造

Apex のルールは、評価試験(Evaluation)と本番口座(Performance Account)で別の規定が適用されます。同じ口座サイズでも、合格前後でルールが切り替わる点が特徴です。

詳細スペックは Apex Trader Funding 詳細レビュー を参照してください。

評価試験のルール

評価試験は月額サブスクリプション制です。サブスクを継続する限り期間制限はなく、自分のペースで挑戦できます。

口座サイズ別の主要数値を整理します。

$25,000 口座

項目
月額$137〜
目標利益$1,500
Trailing Drawdown$1,500
取引最低日数7日
期間サブスク継続中

$50,000 口座

項目
月額$167〜
目標利益$3,000
Trailing Drawdown$2,500
取引最低日数7日

$100,000 口座

項目
月額$207〜
目標利益$6,000
Trailing Drawdown$3,000
取引最低日数7日

$150,000 口座

項目
月額$297〜
目標利益$9,000
Trailing Drawdown$5,000
取引最低日数7日

Trailing Drawdown(トレーリング最大損失)を理解する

Apex の最も特徴的なルールが Trailing Drawdown です。Topstep とよく似た仕組みなので、両者を併用する人は理解しておくと安心です。

仕組み

口座の「過去最高残高」を基準に、最大損失ラインがトレーリング(追従)します。残高が増えれば損失ラインも上に動きますが、一度上がったラインは下がりません。初期値より $100 上のロック位置に達すると、それ以降は通常の固定型ドローダウンに切り替わります。

$50,000 口座の例

ステップを追って動きを確認します。

  • 開始残高:$50,000(Drawdown ライン $47,500)
  • 利益が出て残高 $52,000 → ライン $49,500 に追従
  • さらに $55,000 → ライン $52,500
  • 一度上がったラインは下がらない
  • 利確後に急落すると、新しいラインを下抜けて失格

つまり、利益が出るほど「逃げ場が狭くなる」設計です。利確後に休む、利益を出した日は無理しないなど、運用ルールを自分で決めておく必要があります。

本番(Performance Account)のルール

評価合格後は、別途 $85 のアクティベーション料金で本番口座が発行されます。本番では目標利益のプレッシャーがなくなり、ペイアウト(出金申請)の対象になります。

項目
目標利益なし
Drawdown評価と同じ Trailing 方式
取引最低日数なし
支払い申請8日サイクル
利益分配初回 $25,000 まで100%、以降90%

支払い申請には条件があります。口座残高が一定額(通常 $25,000 口座で $2,600 以上)を超えていること、5日以上トレードしていることなどです。

禁止される取引手法

規約違反は即失格につながるため、契約前に必ず確認してください。

手法理由
HFT(超高速取引)数秒以内の取引は規約違反
同一商品の複数口座ヘッジ別口座で逆方向のポジションを持つ行為
ニュース発表時の取引重要指標発表の2分前〜2分後
コピートレード他のトレーダーのコピー
アービトラージ価格差利用の自動取引

取引可能な先物商品

Apex は CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)系の主要商品に対応しています。

  • 株価指数:ES、NQ、YM、RTY
  • マイクロ商品:MES、MNQ、MYM、M2K
  • コモディティ:CL(原油)、GC(金)、SI(銀)、HG(銅)
  • 金利:ZN、ZB、ZF
  • 通貨先物:6E、6J、6B

初心者は、マイクロ商品(MES、MNQ など)から始めるのが安全です。E-mini の10分の1のサイズで、リスクを抑えながら相場感覚を養えます。

複数口座運用のルール

Apex は最大20口座まで所持できます。ただし以下の注意点があります。

  • 同一商品で逆方向のポジションを複数口座に持つことは禁止
  • 複数口座のうち1つが失格しても、その口座のみ停止(他は継続)
  • アクティベーション料金は口座ごとに必要

複数口座は「同じ戦略の予備」ではなく、別戦略を分散運用するための仕組みと考えるのが基本です。

ルール違反パターン

実際にありがちな違反パターンを3つ挙げます。

パターン1:Trailing Drawdown 違反

利益確定後の急落で、追従した損失ラインを下抜けるケースです。対策は、利益が出たら一度トレードを止め、ラインの現在位置を意識することです。

パターン2:HFT 違反

スキャル系 EA(自動売買プログラム)が数秒で約定を繰り返すと、HFT と判定されて失格になります。EA を使う場合は、最低でも30秒以上の保有時間を確保する設計にしてください。

パターン3:複数口座ヘッジ違反

口座 A で ES ロング、口座 B で ES ショートを同時に保有すると規約違反です。複数口座は同一商品の異なるサイズや、別商品の運用に使ってください。

失格時のリセット

サブスクを継続中なら、追加でリセット料金(口座サイズによる、$80 前後)を払って再挑戦できます。口座サイズの変更も可能です。

ただし、リセットを繰り返すと累積コストが大きくなります。失敗の原因を分析せずに何度もリセットするのは避けたいところです。

まとめ

Apex のルールで特に重要なのは、次の3点です。

  • Trailing Drawdown(利益が出るほど守るラインが上がる)
  • 複数口座の同一商品ヘッジ禁止
  • HFT(数秒取引)禁止

この3つを理解した上で、MES などのマイクロ商品から始めるとリスクを抑えやすくなります。詳しい合格戦略は 課題試験を1発合格する10のコツ もあわせて参考にしてください。

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