はじめに

Apex Trader Funding(以下 Apex)は、8日サイクルの支払いと「初回 $25,000 まで100%」の分配で知られてきた米国の先物プロップファームです。ただし、この有名なルールは2026年3月1日の制度変更で「Legacy(旧制度)口座向け」になりました。現在新規で始める場合は、まったく別の出金設計が適用されます。

本記事では、Apex の出金(ペイアウト)制度を、現行の EOD/Intraday 口座と Legacy 口座に分けて整理します。2026年7月時点の公式ヘルプセンターの記載に基づきますが、Apex はルール改定が多い会社なので、申請前に必ず公式ヘルプで最新条件を確認してください。

なお、透明性のために明記すると、本サイトは現在 Apex とアフィリエイト関係がありません。以下は中立の立場での整理です。

2026年3月1日の制度変更

まず全体像です。2026年3月1日に旧来の評価試験・Performance Account(PA)は販売終了となり、「Legacy」と呼ばれる扱いになりました。それ以前に購入した口座は従来ルールのまま使えますが、新規購入は EOD 型・Intraday 型の新口座のみです。

現行(EOD / Intraday PA)Legacy PA(2026年3月1日より前に購入)
利益分配承認額の100%初回 $25,000 まで100%、以降90%
出金サイクル最短で週1回(条件達成日5日)8日サイクル
最低出金額$500$500
一貫性ルール50%(1日の利益が合計の50%未満)30%(6回目の出金まで)
出金回数1口座あたり最大6回(その後口座は閉鎖)回数制限なし(6回目以降は上限額なし)

Legacy 口座を新ルールに移行することも、その逆もできません。自分の口座がどちらかは、購入時期(2026年3月1日の前後)とダッシュボードの表記で確認できます。

現行口座(EOD / Intraday PA)の出金条件

現行の Performance Account は、承認された出金額を100%受け取れる代わりに、条件と上限が細かく決まっています。

申請の基本条件

口座サイズ最低取引日数最低日次利益(EOD)最低日次利益(Intraday)申請可能になる残高
$25K5日$100$100$26,600
$50K5日$250$200$52,600
$100K5日$300$250$103,600
$150K5日$350$300$154,600

ポイントは「取引日ならなんでも数えるわけではない」ことです。カウントされるのは、口座サイズ別の最低日次利益を満たした日だけです。たとえば $50K の EOD 口座なら、$250 以上の利益が出た日が5日必要です。日数は連続でなくてよく、達成までの期限もありません。最短で5日、つまり週1回ペースの出金が可能な設計です。

50% 一貫性ルール

前回の出金承認以降(初回は口座開始以降)の合計利益のうち、1日の利益が50%以上を占めてはいけません。満たしていない間は、申請ボタン自体が表示されません。1日の大勝ちで一気に出金する設計は不可、ということです。

Safety Net(残高の下限)

Safety Net は「ドローダウン限度額+$100」で計算され、口座の存続期間中ずっと維持が必要です。出金できるのは Safety Net を上回る部分の利益だけです。上の表の「申請可能になる残高」は、開始残高・Safety Net・最低出金額 $500 を織り込んだ数字です。

出金は1口座あたり最大6回

現行口座の最大の特徴です。1つの PA から受け取れる出金は6回までで、回ごとに上限額が決まっています。6回目の出金が終わると、その PA は閉鎖され、続けるには評価試験に再合格して新しい PA を取得する必要があります。

EOD 口座の上限額は次のとおりです(Intraday は一部の回で金額がやや異なります。正確な表は公式ヘルプで確認してください)。

出金回$25K$50K$100K$150K
1回目$1,000$1,500$2,000$2,500
2回目$1,000$1,500$2,500$3,000
3回目$1,000$2,000$2,500$3,000
4回目$1,000$2,500$3,000$3,000
5回目$1,000$2,500$4,000$4,000
6回目$1,000$3,000$4,000$5,000

つまり $50K 口座なら、1口座の生涯で受け取れる合計は最大 $13,000 です。Apex が複数口座運用(最大20口座)を前提とした設計であることが、この表からもわかります。

Legacy PA の出金条件

2026年3月1日より前に購入した Performance Account には、従来ルールがそのまま適用されます。

項目内容
利益分配初回 $25,000 まで100%、以降90%
出金サイクル前回申請から8取引日以上
利益日条件8日のうち $50 以上の利益日が5日
最低出金額$500
一貫性ルール30%(1日の利益が利益残高の30%以下)。6回目の出金または Live 移行で解除
Safety Netドローダウン限度額+$100。最初の3回の出金のみ適用

出金上限は最初の5回だけにあり($25K で $1,500、$50K で $2,000、$100K で $2,500 など)、6回目以降は残高の下限を守る限り上限なしになります。「初回 $25,000 まで100%」の枠と合わせて、6回目以降に利益を全額引き出せるようになる設計です。

現行口座(最大6回で閉鎖)とはかなり性格が違うため、Legacy 口座を持っている人は安易に乗り換えないほうがよい場面もあります。なお、Legacy 口座の追加購入はすでにできません。

受け取り方法と日数

受け取り方法は居住地で決まります。選択式ではありません。

居住地方法
米国ACH(米国の銀行口座へ直接入金)
米国外(日本を含む)Plane(提携決済パートナー)経由

日本からの場合、初回出金が承認されると Plane からメールが届き、その案内に従って銀行口座を連携します。メールが見当たらない場合は迷惑メールフォルダの確認が案内されています。

所要日数の目安は公式ヘルプに明記されています。

段階日数
Apex の審査2営業日以内
承認後の送金3〜4営業日
銀行・決済側の処理3〜7営業日
合計の目安5〜11営業日

ダッシュボードが「PAID」表示になってから着金までさらに日数がかかる場合があり、公式は最大7営業日ほど待つよう案内しています。為替コストや Plane の国・通貨ごとの対応状況は公式ヘルプで確認してください。

出金までの流れ

  1. 口座タイプ(現行か Legacy か)を確認する
  2. 条件を満たす(現行:最低日次利益×5日+50%一貫性、Legacy:8取引日+$50×5日+30%一貫性)
  3. 残高が申請可能ラインを超えていることを確認する
  4. ダッシュボードの Payouts タブから申請する
  5. 審査(2営業日以内)→送金(3〜4営業日)→着金

申請後もトレードは継続できます。ただし「出金額はすでに残高から引かれたもの」として扱い、残高が申請可能ラインを下回らないように注意してください。下回ると申請は自動的に却下されます(再申請は条件を満たせば可能です)。

まとめ

  • 「初回 $25,000 まで100%・8日サイクル」は2026年3月1日より前の Legacy 口座のルール
  • 現行の EOD/Intraday 口座は、承認額100%の代わりに1口座最大6回・回ごとの上限額つき
  • 最低出金額はどちらも $500。Safety Net(ドローダウン+$100)を上回る利益だけが出金対象
  • 日本からの受け取りは Plane 経由で、申請から着金まで5〜11営業日が目安

Apex は2026年に入って出金制度を根本から作り替えており、古い解説記事の情報がそのまま通用しない状態です。本記事の数値は執筆時点のものなので、最新条件は必ず公式ヘルプで確認してください。

FX・CFD 系プロップの出金条件と比較したい方は FX 系プロップファーム比較 を参照してください。

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